例によって日本語の方は、いかにも仰々しくてカッコいい名前になっていますが、中身は単に微分する前の「元の関数」というだけですので、慣れない間は、頭の中で置き換えて読みましょう。
また、積分を使うときには、慣例として、導関数の文字を大文字に置き換えて原始関数を指示することが多くあります。すなわち、
ということですね。こう表記することで、原始関数と導関数の関係が、数式の中で分かりやすくなります。
また、これとは入れ違いに、積分では、微分におけるアウトプットの導関数の方が、積分される前の関数になります。そこでこれを「被積分関数(integrand)」と呼ぶことがあります。これも、微分における導関数のことです。