次の例でみていきます。この式の意味は、単位数「1」の2/5をさらに2/3にする、というものですが、元の数の分母が「3」では割り切れませんので、扱いやすいように、左側を通分します。

これで3等分できるようになりましたので、分子の通分した6ピースを3で割って2倍した4ピースが2/3です。ところでこれは、下記の図のように、元の分数の分母同士を掛けたもののうち、分子同士を掛けたものに当たります。これが分母同士、分母同士を掛けるということです。

これは、長方形の面積の考え方の理屈で、掛け算の左右の項を入れ替えても同じように成り立ちます。つまり、分数の掛け算においても、交換法則が成立しています。
続いて、割り算にいきます。