では、さっそくやってみましょう。まずリミットの中の数式を淡々と展開して整理していきます。
すると、上のようになりますが、極限値の求め方の項で見たように、これで「定数の部分」と「ゼロに向けて小さくなっていく部分」に仕分けできましたので、差分の微小時間として与えた「h」を限りなくゼロに向けて絞っていって極限値をとれば、この値は「6a」に収束すると判断できます。そこで、
となります。これが極限の機能を使って割り出した、自由落下運動における3秒時点の速度の理論的な計算値です。
極限の考え方を調味料として加えたことで、もはや「平均の速度」ではなく瞬間の速度そのものが、曖昧さのない、くっきりとした形で算定されたことにご注目ください。
ここで計算したのは「3秒」時点での速度でしたが、次回では、これをさらに一般化して考えます。




















