逆関数では、一方の関数を方程式として x について解くともう一方の関数の式になる、という関係にあります。対数関数と指数関数は互いに対数と真数を入れ替えたものですので、両関数においてもこのことは成立します。
また、グラフでみると、逆関数のふたつのグラフは、y=x という直線グラフを折り線にして折るとぴったり重なり合うという特徴があります。あるいは、y=x の直線グラフのところに鏡を立てて鏡の向こう側を見ると、自分の姿が前後左右入れ代わって見える、という表現でもいいかもしれません。
関数を一般的に示すときに、よく f(x) という表現がされますが、その際、逆関数を表すために以下のような記法が用いられることがあります。この右肩に乗った「-1」は逆関数であることを示すもので、累乗の指数とは関係ありません。