
この対数は、もともと明らかに指数は整数にはならないということで、指数の拡張をはじめるときの元になった例題ですね。また、底は2なので、常用対数でもありません。この対数がいくらになるか、出せるでしょうか?
この対数は、まず底の変換公式を使って、常用対数の比に分解します。そのうえでそれぞれの常用対数の値を対数表で調べて計算すれば対数値を出せます。

指数を拡張し、対数計算の公式を習得したおかげで、この対数についてもこうしてりっぱに計算できるようになりました。
このように、底の変換公式と常用対数表があれば、底が10以外の数の、常用対数でない対数についても、多くのケースで対数値が求められます。底の変換公式は非常に強力な公式です。