対数表にはいろいろなパターンのものがありますが、最もよく見られる形式について見ていきます。以下はその一部を抜粋したもので、掲載されている対数が常用対数の、常用対数表です。
この表の左と上に並んでいる数値は真数を示し、左列がその小数点1位まで、上の行が小数点2位の値を示しています。そしてその組み合わせで指定された真数に対する常用対数の値が内側に提示される、という格好です。色のついた箇所を例にとると、以下のようになります。
このサンプルでは、対数の値は、小数点3位までの掲示となっていますが、もっと桁を深くすることもでき、桁が増えるほど、対数計算の精度は上がります。また、対数=指数が小数の値を取ることがはじめから前提になっていることもご確認ください。
それでは、次回から、前回までの計算公式とこの対数表を使って、実際の値を入れた対数計算の例を見ていくことにしましょう。