【対数】累乗根

累乗、指数と関係が深く、ちょうどその裏返しにあたる計算が「累乗根」(root)です。これまでは累乗で指数が2の場合に対応する平方根(2乗根)しかありませんでしたが、指数を拡張するにあたって、こちらの方もその外側にまで視野を拡げておきます。

この節を最初から読む
この節の目次にもどる

平方根の場合には、ある数を2乗してできる数(平方数)に対して、逆に、2乗してその数になるようなもとの数、というのが定義でした。累乗根も同様で、同じ考え方を2以外の数にまで一般化して拡張したものです。
累乗根

こんなふうに累乗の側と同様、いくらでも作れます。この累乗根の書き方および読み方ですが、数値aのn乗根は、以下のように、「根号」(ルート記号)の前に何乗するとその数になるかの回数を付加して表記し、これを「n乗根a」と読みます。

累乗根の表記

いくつか実際の例でみてみましょう。

累乗根の例

n乗根のうち2乗根を特に平方根といい、3乗根を立方根といいます。一般化した累乗根を決めた後からみると、平方根は累乗根の中のひとつ、ということになります。また、平方根だけは使用が特に多いので、乗数を省いて書いてよいことになっていて、それで根号の前に2がありません。


posted by oto-suu 11/02/02 | TrackBack(0) | 対数 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
<< 前のページ | TOP | 次のページ >>

この記事へのトラックバック