円を一方向に均等に押しつぶした(あるいは引き延ばした)図形が楕円(ellipse)です。原点を中心とする半径 a の円を、Y軸に平行に b/a だけ押しつぶした楕円は、逆に考えると a/b だけ y を引き延ばした時に円に戻る図形ですから、それを表す式は以下になります。これが楕円の方程式です。
楕円は、円に劣らず重要な図形です。その理由は、身の回りの自然現象、物理現象に、広く楕円が観察されるからです。たとえば、われわれがいるこの地球も、自転の遠心力で潰れているため、球ではなく楕円体です。また、その地球をはじめとする惑星が公転する軌道も、ケプラーの第一法則によって、円ではなく楕円であり、ちょうど焦点(後述)の位置に太陽が存在しています。




















